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頭痛について

ご来院されるお客様の中には、「慢性的な頭痛」に悩まされている方が多くいらっしゃいます。一言で「頭痛」といっても、その原因や種類はさまざまです。頭痛は大きく分けて「一次性頭痛」と「二次性頭痛」の2つに分類されます。一次性頭痛とは、脳の異常や外傷といった明確な病変がない頭痛のことで、日常生活でよく見られる片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛がこれに含まれます。一方、脳出血や脳腫瘍、外傷など、何らかの疾患が原因で起こる頭痛は二次性頭痛と呼ばれ、早期の医療対応が必要です。頭痛の多くは、首や肩まわりの筋肉の緊張、血管の拡張・収縮、神経の炎症などが引き金となり、痛みを感じる神経が刺激されることで脳に痛みの信号が伝わり症状として現れます。

頭痛は日常の些細な不調として見過ごされることが多いですが、身体からのサインでもあるので、ただ痛みを抑えるだけでは根本的な解決にはつながりません。 生活習慣や姿勢、筋肉の緊張、自律神経のバランスなど、身体の状態を整えることで、頭痛が和らいだり気にならなくなる方もいらっしゃいます。 まずは「いつ、どんな時に頭痛が起こるのか」を意識することが改善への第一歩になるかもしれません。 小さな気づきとケアの積み重ねが、健やかな毎日へとつながっていきます。

■片頭痛

片頭痛は、ズキズキと脈打つような鋭い痛みが特徴で、主に頭の片側に現れることが多いですが、両側に出る場合もあります。日常の音や光、におい、人混みといった環境刺激に敏感になることがあり、吐き気を伴うことも珍しくありません。

この頭痛は、脳の血管が一時的に拡張し、その周囲の三叉神経が刺激されることで発生します。セロトニンのバランスの乱れやホルモンの変化も関係しており、特に女性に多く見られるのはこのためです。

片頭痛の前兆として、視界のチカチカや肩こり、集中力の低下などが現れることもあります。ストレス、寝不足、月経周期の変化、空腹などが誘因になりやすいのも特徴です。

■緊張型頭痛

緊張型頭痛は、「頭全体がギューッと締めつけられるような鈍い痛み」が特徴で、圧迫感や重だるさを感じる方が多く、両側に痛みが出るのが一般的です。

長時間のデスクワークやスマホの操作による姿勢の崩れ、肩や首の筋肉の緊張、眼精疲労、精神的ストレスなどが主な原因と考えられています。これらの要因によって筋肉が硬くなり、頭部周囲の神経が刺激されることで痛みが生じます。

緊張型頭痛は比較的軽度なことが多く、日常生活を送りながらでもなんとかやり過ごせるケースが多いですが、不快な痛みが長時間続くこともあります。光や音に対する過敏さはあまり見られず、体を動かしたり、温めたりすることで症状が和らぐことがあります。

■群発頭痛

群発頭痛は、頭痛の中でも最も痛みが強いタイプで、「目の奥をえぐられるような激痛」が片側に集中して起こります。発作的に痛みが出現し、1日に何度も繰り返されるのが特徴です。特に夜間や決まった時間帯に起こることが多く、1回の発作は15分から3時間程度続きます。

痛みと同時に、目の充血や涙、鼻水、顔面の発汗、まぶたの腫れなどが片側に現れるのが特徴で、自律神経の働きの乱れが深く関わっていると考えられています。原因はまだ解明されていませんが、視床下部(体内時計の中枢)の異常や、飲酒・喫煙が誘因になるともいわれています。

市販薬が効かないことが多く、痛みの強さから生活に大きな支障をきたすため、適切な医療対応が必要となります。

■気圧と頭痛の関係

「雨の日になると頭が痛くなる」「気圧の変化に弱い」という方も多いですが、これは気圧そのものが頭痛を起こすわけではなく、ストレスや生活習慣の乱れなどで自律神経のバランスが崩れ、気圧の変化の影響を受けやすくなります。

特に、首や肩のコリ、姿勢のゆがみ、睡眠不足、ストレス過多の状態にある人は気圧の影響を受けやすい傾向があります。

生活習慣を見直し、身体の歪みを整えて、自律神経のバランスが整っている状態を保つことで、気圧の変化や外的なストレスにも左右されにくい、しなやかな身体へと近づいていきます。

そうした状態が続くと、日常的に感じていた頭痛が自然と気にならなくなるケースも少なくありません。

© VIHONE美容整体院

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